いるか丘陵の各地で、みどりを守り育てるプロジェクトが進んでいます。
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花さく・いるか丘陵 |
いるか丘陵(多摩三浦丘陵)の自然拠点域で、市民団体・企業・NPO等が連携により、ハマカンゾウ・ノカンゾウ・ヤブカンゾウなどの花を植え育てる「花さく・いるか丘陵」プロジェクトを進めています。
これは、外来種(花粉症を誘因するネズミホソムギなど)に覆われて定常的な除草などのコストが継続的に重なる場所に、ネズミホソムギに代替可能でかつ軽度な継続管理で維持できる魅力的な在来植物として、ハマカンゾウ・ノカンゾウ・ヤブカンゾウなどの花を転植してゆき、安全で魅力的で生物多様性豊かな多自然ビオトープをいるか丘陵の各地に創出してゆき、いるか丘陵の緑のさらなる魅了化を図ります。
いるか丘陵全体にわたる活動としては、2012年から2017年にわたり、(株)東芝が環境活動の一環として、いるか丘陵における生物多様性保全活動に取り組まれてきましたが、2019年からは「花さく・いるか丘陵」プロジェクトを通して、田中貴金属工業(株)の支援がはじまりました。
【プロジェクト主体】
NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(WEB/Facebook)
NPO法人小網代野外活動調整会議(WEB/Facebook)
NPO法人鶴見川源流ネットワーク(WEB/Facebook)
【プロジェクトサポーター】
田中貴金属グループ
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小網代の谷 |
小網代の谷は、広さ約70ha、首都圏で唯一の「源流から海に至るまで完結した自然状態の集水域生態系」です。2011年夏、その価値が評価され、近郊緑地保全区域特別保全地区として保全されることになりました。
「NPO法人小網代野外活動調整会議」が中心となって、森・湿原・水系・干潟・海それぞれで、生物多様性の維持・管理・回復作業に取り組んでいます。
【プロジェクト主体】
NPO法人小網代野外活動調整会議(WEB/Facebook)
【プロジェクトサポーター】
公益財団法人かながわトラストみどり財団
株式会社リビエラリゾート
田中貴金属グループ
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鶴見川流域 |
鶴見川は、町田の源流に発し、横浜市鶴見区生麦で東京湾に注ぐ一級河川です。その流域は、町田・稲城・川崎・横浜の市域を含み、面積は235平方km、いるか丘陵の約3分の1を占めています。その約88%がすでに市街地となり、197万人が暮らしています。洪水や汚染ばかりが強調されがちな鶴見川ですが、流域の市民・市民団体・企業・行政・NPOの連携により、都市と自然の共生に向けた取り組みが積極的に行われています。
2012年から2017年まで、(株)トヨタマーケティングジャパンの社会貢献型プロモーション活動『AQUA SOCIAL FES!!』特別プログラム「みんなの鶴見川流域再生プロジェクト」が展開されました。
下流域のキリンビール横浜工場では、工場敷地内にビオトープが設けられ、訪問者向けの自然観察ツアーも行われています。
また、2019年からは、田中貴金属工業(株)が、「花さく・鶴見川」プロジェクトの支援をすすめています。
【プロジェクト主体】
NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(WEB/Facebook)
【プロジェクトサポーター】
キリンビール株式会社横浜工場
田中貴金属グループ
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キリンビール横浜工場「自然の恵みを感じるツアー」
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AQUA SOCAIL FES!!
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鶴見川源流 |
町田市・小山田の鶴見川源流域には、広さ1,000haを超える「保水の森」が広がり、豊富な水をたくわえ下流域の都市の水害を防ぐと共に、多様な生きものの暮らしを支えています。鶴見川流域はもちろん、いるか丘陵の自然の拠点として、NPO法人鶴見川源流ネットワークが中心となって、保全・管理活動が行われています。
2012年からは、(株)トヨタマーケティングジャパンの社会貢献型プロモーション活動『AQUA SOCIAL FES!!』特別プログラム「みんなの鶴見川流域再生プロジェクト」の1つとして、鶴見川源流・野中谷戸を「AQUAホタルの里」としてホタル復活を含めた自然再生が進められました。
【プロジェクト主体】
NPO法人鶴見川源流ネットワーキング
【プロジェクトサポーター】
NPO法人鶴見川流域ネットワーキング
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AQUA SOCAIL FES!!
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宮前美しの森公園 |
宮前美しの森公園は、たまプラーザ駅から徒歩約15分、鶴見川の支流・矢上川の源流に位置する公園です。2006年に犬蔵地区土地区画整理事業によって誕生しました。環境省が生物多様性国家戦略に対応して推進した「生物多様性保全モデル地域計画(鶴見川流域)」に基づき、クヌギなどの雑木林が残され、水辺にはホトケドジョウ(絶滅危惧種)も暮らす、生物多様性に配慮した整備が行われました。矢上川源流の1つでもある水の流れと多摩三浦丘陵(愛称:いるか丘陵)を象徴する谷戸の地形の一部が残されています。
矢上川流域ネットワーク(宮前美しの森公園愛護会、矢上川源流美しの森管理会、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)が中心となって、たまプラーザ地区をはじめとした周辺地域や鶴見川流域の市民の協力もえて、公園の自然のお世話が続けられています。
2012年・2016年には、東急電鉄『みど*リンク』アクションを活用し、周辺地域の市民らとの自然観察会やセミナーを開催したほか、保水機能を持たせた多自然型の庭「レインガーデン」づくりに着手しました。
【プロジェクト主体】
矢上川流域ネットワーク(宮前美しの森公園愛護会、矢上川源流美しの森管理会、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(WEB/Facebook))
【プロジェクトサポーター】
東京急行電鉄株式会社(『みど*リンク』アクション)
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東急電鉄『みど*リンク』アクション認定式
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